いま考えていること……Discordのサーバーを作った話

 連日ですがマスダです。
 いま考えていることをちょっと頭の整理がてら書いてみようと思います。

 こないだミスキーインスタンス立ち上げの話をちょっとしましたが、あれはやはり保守点検が大変すぎるのと、個人でやるには手間がかかりすぎる問題があることが判明しました。サーバーの運用には運用する用のサーバーを借りることがそもそも必要で、それにけっこうな費用がかかります。いま現在、そもそもこのウェブサイト用にサーバーを借りているので、そこにプラスして負担が増えるというのはけっこうな負担。
 こうなると、皆さんにその負担を分担していただくことを考えねばならないが、そうまでしてインスタンスに来る人がいるとはあまり思えない。で、却下となりました。

 なんでこんなこと、つまりツイッターやらなにやら情報発信できるSNSはいろいろあるのに、それとは別の方法を模索しているか。結局、わたしは強烈なアンチコンピリメイク派なので、現在のなんとかいう新しいのに熱中している人たちを見ているのがしんどいし、見たくないし、短髪セフィロスを見ただけで全人類を銃殺して星を滅ぼしたいと思うくらい腹が立つ。たぶんセフィロスさんが星をぶっ潰そうとしたの、こういう種類の腹立たしさに遊び心を加えただけだと思うよ、彼一流の嗜虐と諧謔に満ちた遊び心ね。

 で、こんなに腹が立っているので、ジャンルをやめてやろうかとよく思うんですよ。なんだかどんどんわたしの知っているFF7がどっかへ行ってしまい、わたしの知っているFF7とわたしの関係は変わっていないのに、FF7を取り巻く人たちはずいぶん変わった。いや変わったのではなくて、ある種の人たちが生き残ったんだな。この世で常に起こることがFF7を取り巻く世界でもまた起きている。わたしはそれに腹を立てている、だってその世界では、セフィロス氏が自身のテオーシスを遂行した、その崇高さはもはや意味をなさず、彼がやろうとしたことそのものを踏みにじってやまない原理だけが生き残っている。みんな彼を愛しているはずなのにね。この意味わかるか? 愛には段階がある。そしてもっとも低劣な愛からもっとも崇高な愛のその各段階のどこかに人は属しているが、もしも愛の意味をほんとうに問うたことがある人がいるとしたら、そういう問いを自己に投げかけつつ生きた人がいるなら、あなたはわたしの同志だが、これはいつの時代にも少数派だ。

 わたしはいま息も絶え絶えの思いをしているんである。このジャンルにいることが、この世界の中で解体されめちゃくちゃにされて崩壊してゆくFF7を見ながら生きてゆかねばならないことが非常にしんどいんである。だがセフィロス氏はこんなときどうしたか考えてみるに、彼はたぶん笑って、そんなくだらない現象は放っておけといったと思う。この世の法則に介入しようとしてなんになる、この世の現象に介入しようとしても、その結果待ち受けているのはひどい無理解と無知と愚かさに過ぎないと彼は云うだろう。で、わたしはそれに納得する。すべては忍耐だとわたしは云い、すべては思惟の問題だと彼は云う。

 それで、ツイッターなんかやっているとわたしは消耗するだけであることに気づきたくなかったが気づいた。見たくないものを見るのはいやだし、どうしたらいいものかわたしはずっと考えている。別にコンピ作品や後続作品を好きな人たちを否定したいわけではない。そんなものは好みの問題であり、わたしがそれらを好かないのは結局のところわたしの傾向の問題だと云える。
 しかしそういう傾向の人間はどうしたらいいかという問題が現に存在し、おそらく未解決のまま残されている。ツイッターに鍵をかけて、鍵をかけたもの同士でいろいろ好きなことを云いあうというのは手っ取り早い方法だと思うが、それだとちと発酵過剰になる恐れがある。エコーチェンバー現象などという言葉を持ち出さないでも、人間は思いこみやすくて偏りがちな生き物である。その思いこみや偏りをなるたけ排して生きてゆこうとして、それでもなお思いこんでしまうのが人間の本質であり限界である。そのへんのところを心得ていれば、そういたずらに閉じたコミュニティの中に閉じこもっていていいものでないとわかるが、しかし現にいまのFF7を取り巻く状況は、オリジナルFF7を愛していればいるだけしんどいものであることは否めない。

 正直に云う。短髪セフィロスを見ただけでおれは血が沸騰して全人類を抹殺したくなる。
 ACだかBCだかからはじまって、なんなんだよCCだのDCだのECだのだらだらだらだら続けやがって、収集つける気もない大仰な設定ばかりあとからあとからぶちこみおって、おれのFF7を返してくれ。返してくれよこのくそったれどもが。でもそれがいまの世の中だしいまの現実なんだよな。じゃあどうしたらいい? おれはおれの道をただひたすら行く。結局のところそれでいいしそれしかないのだろう。おれはひたすらおれのテオーシスを完成させるために生まれてきたのだから。
 と、ここまで考えを進めるだろ。でもさ、おれあんまりアンバランスな存在にはなりたくないんだよ。偏った人間になりたくないし、なれないらしいんだ、どうも。おれの人生というものは、あるひとつの路線を追求すると、必ずそれと真逆の道をも追求するようにできているらしい。これはおれの額に刻まれた刻印らしいから、もう神がそうするように云っているのだと思うことにしている。

 この際だからもうみんな云ってしまうが、そもそも、セフィクラに関していえばわたし自身、自分の読者がいる方向を向いているとはとても思えないし、ゲームジャンルとはそもそもそりが合わない気がしてならない。わたしは間違っても大衆のためのもの書きではない。キャラ萌えなんてのは意味不明だと思っているし、昔からその手のオタク的情熱を理解できたためしがない。理解しようと頑張ったことがあるが、やはり理解できなかった。それでもなおわたしがここにいるのは、わたしの魂が選んだ結果であって、そうなのだから仕方がない。わたしは頭で生きていないし、理性がわたしの中の主役でもない。もっと大きなものがわたしを動かしている感覚があるが、この感覚のことをセフィロス氏と話し合いたいためにわたしはセフィロス氏のことを考えている感がある。わたしを導くのは彼だ。というより、彼はそのわたしを導くものの象徴、それが具現化したものそのものなのである。

 いやなんだか書きすぎて疲れた。でもこっからが本題です。
 いまのFF7を取り巻く現状に、わたしは到底耐えられそうにないし、もう耐える気力もないし、人生は有限なので、なにかもっと楽しくて建設的なことにわが労力を用いたい。んで、楽しくて建設的なことってなんだろうって考えて、やっぱりおれはおれのSNSを運用するしかないんだなと持った。んでミスキーインスタンスなんか考えたけどちょっと無理っぽいので、いままで一ミリも興味なかったDiscordがここにいたっておれの頭にふと浮かんできた。

 ええ、Discordです。知らない人は調べてください。おれもつい先週はじめて調べたばかりだよ。んであれのサーバー作ったんだよ。勢いで。怒りの勢いで。金輪際FF7の続編に触れたくない的な勢いで。続編を楽しんでいる人向けに、世界は開かれているし、いま熱いし、面白いと思う。でもそれを楽しめない人、むかつく人、死ねと思う人、おれのFF7を返せと思う人(全部おれのことだな)は、じゃあどこにいたらいいか。自分で作るよばかやろう。そっちがその気なら、こっちだってその気だこの野郎。

 というわけで、2000年くらいで時が止まっている時空にあるFF7OGチャンネルというのを作りました。これです。
 https://discord.gg/R6eZvZP6

 このチャンネルは、ちょっと特殊なルールでもって運営しようと思います。こういうルールです。

①このチャンネルは2000年くらいの個人サイト全盛期の時空にあります。このチャンネルにおいては、FF7インターナショナル版が出た時点で時が止まっているため、コンピ作品やリメイクの話題を振られてもお答えできません。FF7インターナショナル以降、まだFF7関連の新作は出ていません。そういう認識でお願いします。
②このチャンネルでコンピ作品やリメイクの話題を出すのを禁止します。このチャンネルがあるのは西暦2000年くらいの時空です。
③上記をやる以上、コンピ作品やリメイクに対する文句を云いたい方も我慢してください。そういう作品はこの世にないことにして、FF7の話をしましょう。

 ここまでやればもう安心、なにしろ後続の作品が出てない時空にあるんだから、話をしようったってするネタがないよね!
 ザックスの名字ってなんだと思います? とかいう話題大歓迎よ。なんか切実にあのころの感じを取り戻したいの。あのなにもなかったころのことをさ。おれとFF7が非常にピュアな関係だった、なにも知らなかったころのことを。その当時を知らない方もいるかもしれない。なにしろ20年も前だものな。そのころから、あまりに多くの時が流れたが、おれがFF7を好きな気持ち、こいつにおれの人生を決められてしまった感は、年々強くなる一方です。

 ネットの片隅に、2000年代個人サイト全盛期をなるたけ残したいと思ってる人間としては、すべてから解き放たれて、ただあのころに浸ることのできる空間を一カ所は用意しておこうと思った。そういうのが必要な人に届け。最近のFF7の動向に心を痛めている人、もうすっかりいやになった人、どうでもいいと思うところまで追いつめられてしまった人、自分とFF7の関係に苦しんでいる人に。サンクチュアリというのは、努力して獲得するものだ。信仰と同じ。ほっといたってそれは手に入らないよ。おれだってDiscord初心者だし、管理者やれるほどなにか知ってるわけじゃないけど、やりながら学ぼうと思ってる。とりあえずメンバー招待して、3人くらい集まったら鍵かけられるようになるらしいから、そのときまた考えるわ。

 とりあえずこんなとこからはじめようと思っている。一般チャンネルとなぜかポケスリ投稿のチャンネルも作ったけど、こっちのほうはどう運用するかまだ考えてない。ポケスリの話したすぎて、でもツイッターでやると迷惑だと思うんだよね。

 基本的に、今後はおれの日々の漠然とした考えはこのDiscordサーバーにぶちこんでいくつもり。まとまったらブログに書くけど、それまでの途中やその経過を、全部Discordにぶちこんでいく。そういう使い方があってるのかどうかわからないけど。知ってる人教えて。おれまじもんの初心者だから。たとえば、いまFF7オリジナルWikiを作ろうと思っているという話とかすると思う。そのために国立国会図書館に資料請求しなきゃならないとかさ。そういうやりたいことがいろいろあるのよ。ゆくゆくは、完全クローズドの有料までもってくかもしれない。おれがほとほとこの世界に絶望したらね。そのときはそうなるかもしれないけど、それはまだ先の話じゃないかな。