2020/03/06のお返事

M様へ

 いつもお世話になっております。こんなところまでいらしていただいてすみません(笑)感想いただき、ありがとうございます。
 以下、返信が長く私的になりそうなので、折りたたみます。

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 なによりもまず、お読みいただいてありがとうございました。たいへんうれしく思います。戯曲ははじめてとのこと、ちょっと慣れが必要だったのではないでしょうか。おつきあいいただいてありがとうございました。
 でも戯曲、いいでしょう。わたしのいま、いち押しの表現方法です。おっしゃるとおり、地の文がないということで、書き手のよけいな考えを伝えずに済みます。それが一番すばらしいところだと思っています。椛さんもぜひ! わたしが読みたいだけですが(笑)

 人間の人格は非常に多面的で複雑なものなので、相手によってあらわす自己も違いますし、だから、ほんとうのその人なんて、自分自身にも、誰にもわからないような気がします。みんな自分が見たいものを勝手に見ているだけ。クラウドさんに関しては特に人格が混乱し錯綜していることもあって、そんな気が強くします。実は冗談抜きで、誰も知らないと思っています、彼のことを。

 ACのセフィロスさんは、ほんとにクラウドさんのためだけにみんなやらかした感じがしますよね。愛してるんだなあ、と思いました。絶望をお贈りしようとするところとか、永遠にクラウドさんの中に自分を刻みつけたいのね、だから思い出にならないのね、わかったよもう恥ずかしいからいちゃこくのやめて、と思ってました。あの作品のセフィクラ部分は正視できません……。
 あんなに彼がクラウドさんに執着する理由も、どうもはっきりしないですが、だからセフィクラって魅力的で、みんな解釈を求めて書いてしまうんでしょうね。

 それにしても、椛さんも小説で似たようなせりふを書かれているとは興味深い。セフィロスさんについて、なにか似たような考えをお互いに持っているのかもしれない。
 椛さんの小説で、クラウドさんがセフィロスさんのこと「不器用」「語彙力なさすぎ」って云ってるシーンがありましたよね。わたしあそこすごく好きなんですが、セフィロスさんの「不器用さ」って鍵言葉な気がしました。
 不器用っていうのもずいぶん幅の広い言葉なので、きっと書き手によってみんな違うでしょうけど、セフィロスさんは結局ひとりで突き抜けてしまったわけで、孤高の存在っていうのはやっぱりどこか繊細さと不器用さが見え隠れする。そんなアンバランスな彼に惹かれてしまって、わたしたちは書いているのかもしれない。
 こういう話、永遠にしてしまいそうなので、すみませんもうやめます、長くなってすみません……!

 椛さんの小説が仕上がって、アップされるのを楽しみにしています。わたしもがんばります、がんばりましょう……。こちらこそ、今後ともよろしくお願いいたします。

PS:わたしもCCプレイしてません(笑)その時点でかなりのハンディキャップを背負っている気がするのですが、PSPもなにもない……。なんてことだ……。