リニューアルオープンと今後の運営

 マスダです。思いのほかサイトが早くできてしまったので公開しますが、きっといろいろ不具合が出てくる気がするので、出てきたら教えてください。この記事も会員登録しないと見られないはずです。ので、これを読んでいる方は無事登録できていることになります。
 登録いただいた方には感謝申し上げます。ひと手間かけてくださりありがとうございます。アカウントが不要になった際にはマイページからご自分で削除できますので、どうよろしくお願いいたします。一応Q&Aを作りましたので、なにか操作で不明な点が出てきたら参考になさってください。

 新しい作品はまだありません。純粋にサイトリニューアルのみ。よって、まだ有料作品もない。小説のページはいまのところ以前のままです。有料にするほどのものが書けたらまた手を加えます。
 以下、変更点と今後の運営についてまとめます。前の記事にも書いたのですが、なんかいろいろ思うことが出てきたので、改めて。あ、以下いろいろ思うことがありすぎて話があちこちに飛んでます。ごめん。。

サイト変更点

会員制

 一番でかい変化です。ご覧のとおり、アカウント作成しないとほとんどなにも見ることができなくなりました。アカウント作成自体は無料で誰でもできるのですが、このひと手間は大きいので、今後は登録いただいている皆さんに対して書いていくような意識を持っています、小さなコミュニティを作ったような気分です。ここからSNSの作成まではあと一歩なんだよな……こうやってはじまったと思うんですよ、いろんなことが。
 ネットって、世界中の誰とでもつながれるって云うじゃないですか。でもわたしは違うと思ってて、たいていの人間って、そんなに違うコミュニティにいくつも属せるようにはできてないと思うんです。人間はやっぱりムラをつくりシマをつくるものだと思う。そういう生き物だと思う。ツイッターもいいですが、不特定多数の人とあんなあやうい形でコミュニケーションをとるなんてのは、人間の能力としてそもそも無理があるように思う。だからいろんなことが起きちゃうんですよ。あれは狭いコミュニティ内なら隠れているはずの人間の攻撃性を増長させると思うのね。われわれは、不特定多数と常時触れあえる世界にまだ慣れていない。そしてわたしはやっぱりそんな世界はごめんなので、こうして自分のシマをつくります。
 シマを区切りムラをつくることは、これからのひとつの潮流になっていくのではないかという、ほんのりした予感があります。

投げ銭機能とおまけを投下

 投げ銭機能を追加してみました。クレジット決済は、いまはまだない有料作品ができたときの決済方法と同じです。stripeというワードプレス使いの個人事業主に優しいサービスを使用しています。これほんとにすごいです。あまりに簡単なのでびっくりします。ちょっとした通販だったらこれで十分です。もしご自身でも同人誌通販などなさっていて、サーバーレンタルしてワードプレスを使えるようだったら導入を検討してみてください。おそらく現時点で一番手軽なクレジット決済導入方法です。
 これはまだ考えてるところなんですが、データ販売したいけど身内だけにとどめたいとかいうのであればここを利用してもらってもいいなと思っています。せっかく作ったので、ひとりで専有して使うのもいいですが、使いたい人に場所とシステムを貸すのもありだなと思う。なんかそんなことも考えてます。

 肝心の投げ銭ですがお礼がついてます。アマゾンギフト券のほうはあとでメールでお送りするので、せっかくですからメールアドレスかユーザー名を書いてくださると嬉しい。

今後の運営

取り扱いジャンル

 お気づきだと思うんですが、小説のページはなにも変わってないんですよ。過去ジャンルはすでに一度倉庫にまとめているので、それでいいじゃんと思ってしまった。今後の取り扱いジャンルについては、マスダがジャンル変遷したときには追加されるでしょうが、こればっかりはわからないね(笑)人生なにが来るかわからないですから。

 二次創作にはジャンル変遷ってやつがあるので、これがサイトの運営をちょっと難しくしている気もする。書いてるほうは、気にしなければ気にならないでしょうが、読んでるほうはそうもいかないでしょう。そう思って、アカウントをご自分でいつでも削除できるようにしたわけです。合わなくなったらいつでも削除してください。再度作成もいつでもできます。
 とはいえ、FF7は墓場まで持っていくような気がしてならない(笑)彼らがこんなに自分にとって重要な人たちだとはこないだまで知らなかった。そういうものかもしれない。大事なものには人生のはじめのころにちゃんと出会っていて、人はそこに帰っていくんじゃないか。なんだかそんな気がする。
 一生で出合えるものの数は多くない。わたしの場合は特に。そして出合ったものは必ず意味を持つわけで、なにかを象徴しているわけになる。面白いなあ。なんなんだきみたちは、ってこないだもセフィロスさんとクラウドさんに向かって云いましたわたしは。
 

作品の有料化

 これはまだやってないので、作品ができたら改めてお知らせします。だいたい投げ銭のとこの決済と同じ感じになります。あれも決済終了するとPDFへのリンクが出るんですが、あんな感じですね。

 わたしの場合、作品を有料にしたら本気になるとかそういうことではないです。本気なのはいつでも本気なので、この本気をわかってもらえなかったらちょっと切ないが、それよりもむしろなんの実りもないのになにをしているんだという感覚のほうに耐えられなかったというのがある。
 小説というのは作者の技術であり生命であり魂であるわけで、それは必然的にその人の全存在であるわけです。その全存在を投じているものが単に消費されていくというのはわたしには耐えられない。ものを書くというのは命がけの試みであるわけです。それは生命を燃料として燃やすわけです。そういうものを、ピクシブのような場所にいつまでも置いておきたいかということです。単に片手間に趣味で書いてますみたいなものと、おまえは自分の存在を一緒に置いておきたいか、ということです。わたしには耐えられない。わたしはわたしの書いているものの価値を知る人にのみ自分を明らかにする義務を感じます。

 そしてこんなことは、十代そこそこの若い人には理解が難しいでしょう。年齢と人間の成熟度合いは必ずしも合致しているわけではないが、成熟した人たちのための二次創作文化というものを、わたしは本気で考えます。それが育たないなら、この文化はおしまいです。そしてそんなことは、気がついた人たちがやればいいのです。キャラクターに萌えているだけの人にはそんなことは思いつかないでしょう。
 たぶんここにいる方々は、いにしえのセフィクラ最盛期を知っている方々なんじゃないかと思うし、そのくらいの年代の方々なんではないかと思うのですが、中年からの二次創作文化というか、そういう場所を作りたいですね。ここをそういう場所にしたいですね。中年ってのはユング派の定義によると35歳くらいかららしいですが。そしてここからが難しいんですよ、人生は。

 だからあなたも非常に難しい時期にさしかかっているのではと推測しますが、老いてゆくもう若くもない自己というものを受け入れ、自分をその文脈のなかで見てみる、というのは非常に苦しいが意義深い行為であると思う。わたしはそんなことをやっている。人はいつまでも青春ではいられないし(わたしには性質の問題で青春そのものが存在していなかったのであまりこの変化を被らなくていいのはありがたいことだが)、かといってなにも無理して成熟したり老いる必要もない。そういうことを話したいんだ、わたしは。オタク文化のなかにそういうものを持ちこみましょうよ、臆せずに。日本文化はいま全般に成熟してゆくのがとても下手だよ。すごく未熟か、老熟かみたいな極端さがある。成熟の過程を楽しもうよとわたしは思うよ。

 有料化にはそういういろんな意味がこめられているのです。無料で手軽にピクシブで楽しむような時代は、終わりました、わたしのなかでは。はじめからあまりなかったのだが。

更新や運営方法全般について

 更新頻度などは相変わらず気まぐれです。マスダのすることだから一年も二年もほっとくことがあると思うが、少なくともいまなにをしているかは明かそうと思う。
 それで、ひとつお願いがあるのだが、今後ブログの記事的なやつは一次創作のサイトをメインに書いていこうと思っていて、しかもこれがまたときどき有料じゃないと読めなかったりするものにする予定なんですよ。めんどくさくてごめんな。。一次創作と二次創作を自分のなかで同じ場所に置く決心がつかないのでいまのところこうしている。今後変わるかもしれないけども。

 ここはたぶん純粋に作品を更新するときや、二次創作に関する話をするときに使う感じになるだろうと思う。こんな分量の記事を無料で書くのもたぶんこれが最後だ。ああわたしのひとつの時代が終わろうとしている。わたしの若者の時代はすぎた。わたしはもはや無制限な自己を感じない。わたしは有限でありわたしの進む道も限られており到達できる場所も限られている。わたしは有限である。だからこそわたしはわたしの存在に価値を感じる。自分が有限であること。なにも知らないこと。自分が誰でもないこと。無限に孤独であること。

 忘れないでほしいのだが、わたしは一次創作のサイトにいるときにも基本的にあなたがたに向かって書いているのである。これは最近気がついた。あなたがたはもはやわたしの人生から出ていくことがないだろう。わたしの存在があなたがたの人生から出ていくことがないように。
 ともかくも、選ばれた少数の人たち、あるいは自ら選んでここへ来た人たち、あなたがたとの魂の通った関係をわたしは望む。
 今後ともどうぞよろしく。

2020/07/03 マスダ|Bliss