伯爵に元気だして欲しかったんです
聖ヨハネの帰還および、お茶会攻防戦の前後の話を、ちょっと妄想したかったんでした。
聖ヨハネのお話のあと、伯爵、ものすごくダメージ大きかったと思う。そして、ダメージ大きい伯爵がいたら、少佐との関係ってどうなっていくんだろうって妄想してこのお話ができました。たぶん、伯爵は距離を置く気がします。彼の美術品に対するひたむきな愛情は、それを裏切られたようなことになったら大変なものになると思うんだ。たぶん、すさまじい激情になるだろうな。なんか、そういうのすごくわかるな、と勝手に思って、勝手に悲しくなって、勝手に伯爵かわいそうあああ、ってなって、書きました。
そういう伯爵と、ぜんぜん状況つかめなくてやきもきしてる少佐。結構責任感じてて、自分のせいかもしれないとか考えだして、こりゃあ捨てられるかもしれない、って、思いつめてしまう。人間って、誰しもそうなるときがある。そうなったときに、少佐はどうするかなって考えて。で、考えたらこうなった。
いろいろ思うことはたくさんあります。でも、だいたいのところを文中にこめたので、そこで語りたいですわたしは。語るんじゃないな。沈黙するんだな。そこから、浮かび上がらせたいんだ。まだちょっと、そんな書き方を模索中です。
とりあえず、伯爵元気だしてね。って、云いたくてたまらなかった。たぶんそれだけ。ほとんど、それだけ。あと、そういうところに、寄り添ってるボロボロンテさん(笑)と、結局最後の最後にはやっぱあなたじゃなきゃだめでしょな少佐。