あとがき

 まあ、あとがきです。別にいらないといえばいらないんですけど。。そういうわけで、4000リクエストでイチさんからいただいたネタ、せひくらが結婚しちまえよ、そんでニブルに住んじまえよ! でした。エロイックの続きですね。もういいです、これシリーズっぽくなります、たぶん。今後もこの設定でいろいろ書きます。っていうか、思いついてるのがもうあって、これみたく長くなりそうなのでサイトに載せるか、本で出すかはわかりませんが、そのうちに書きます。
 さてでは本編のいいわけを。そもそも、これを読みたい方はいらっしゃるのだろうか? ←根本的な問題
 まあ、この問いにはすべての創作は自己満足であるという答えを提示しておき、先へ進むと、なにが書きたかったわけでもなくただ平和なものを書きたかったんでした。もっとちゃんと云うと、たぶんクラウドの母ちゃんとか父ちゃんとか書きたかったし、パパも書きたかったし、総じてひとが書きたかったです。ひとが複数いるところ関係が生まれドラマが生まれるわけですが、ただ人物を配置してそのひとたちが動くままに任せました。途中いろいろ盛りこんであるものは、別に無視していただいてもかまいません。ただ、ここに出てくる人間と人間模様を楽しんでいただけたら。そういう意図で書きました。おかげでせひくら要素がちょっと薄くなりましたけど。。それは申し訳ないと思っています。
 あ、あと、セフィロスさんの長い髪が好きな方申し訳ありません(笑)わたしも好きなんですけど、なんであそこまで伸ばしてるんだろうとはいつも思っていて、あんな髪の毛の男はぜーったいにこの世の中にひとりしかいないし、イチさんとの話し合いの結果、「切ろう」ということになりました。ほんとはクラウドが髪切ったセフィロスに興奮してアーッ! なシーンも入れようと思ったんですが、キャパオーバー。これはそのうち書きます。。あと切られた髪の行方とか(笑)というかですね、そういうネタを全部入れてったらこれの1.5倍くらいになりそうだったのです。で、泣く泣く削ったネタがいくつもあります。これはもうまた別で書きます。クラウドの母ちゃんの出産話とか、そのへんのところも書きたいんだけどもこれもまた別で。セフィロスとエスメラルダがそれなりの関係を築く過程もまた別で。万が一ここが気になるとか、これが読みたいとかあったら遠慮なくおっしゃってください、書きますので。
 
 こんな時季はずれの話で申し訳ないけど、でもクラウド誕生日おめでとう! そして最後まで読んでくださった方、どうもありがとうございました! あと懲りずにキリ番踏んでリクエストくれたイチさんもどうもありがとう。。みなさまに、ちょっとでも楽しんでいただけたら幸いです。そして長くてすみませなんだ。。。
 
 
直接は関係ないけどちょっと考えてること
 同性婚ということについて。わたしは、性別とは単に意識の問題だと思っています。与えられた肉体を、どうとらえて生きるかは本人の自由ですし、人生そのものが本人の自由です。性というのは強制されるものでもまたなにかによって規定されるものでもなく、このたかだか数十年の人生を生きるのに、必要なものにすぎません。その先の人生には、関係がない。という意識が、わたしはあと数百年くらいのあいだに、浸透するものと信じている。そうなったとき、制度や法律は、意味をなくす。国家もね。そういう世の中に、なると思うよ。長い時間がかかるだろうけれど。だから、わたしはいま現在の常識、いま現在の世界がどうという視点で、ものを見たくありません。もっと大きな意識でもって、進化とはなにか、退化とはなにか、を考えつつ、書いていたい。なにが云いたいかというと、愛情とは必ずしも性別であるとか年齢であるとかで芽生えるものではないので、二次創作くらい、そこをすべてフリーダムにして、本質に迫りたいなと思うということ。ファンタジーと同じですね。創作とは本来、そういう力の及ぶ行為であると思っています。だから、あまり男どうしだとかいうことについて、とやかく云わないのだ、誰も。それにほんとのおとななら、なにがどうでもよくて、なにがどうでもよくないかくらい、わかっていなくては。そう、思います。

 

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